昨日の朝隣の家の猫に傷つけられて保護していた小鳥が
今朝死んでしまった。
妹がほんの少し目を離した隙にまた昨日の猫がやってきてさらっていってしまったらしい。
大急ぎで隣の家の奥さんに理由を説明して、猫を探してもらって。
猫を見つけたとき猫がくわえていた小鳥にはもう息がなかった。




昨日の隣の奥さんの話によれば
巣立ちの練習をしていた小鳥が、地上に降りてよちよちしていたところを隣の猫につかまったらしかった。
そのひな鳥を怪我がよくなるまでうちで預かることになっていたのです。
びっくりするくらい人なつこくて、手に乗ったり妹の頭のうえにちょこんと座ったり、すごくかわいかった。
たぶんシジュウカラの雄。(ネクタイ柄があるので)
鳴き声がすごくきれいだった。
家のそばまで親鳥と思われる鳥が来て鳴いていて、小鳥は必死にばたばたして外に出たがっていた。


今日の朝、妹が公園に小鳥を連れて行ったら、木の上で親鳥が呼んでいたようで飛んでしまったらしく、
昨日猫にくわえられた傷のせいかまだ巣立ちをして間もないせいか上までは飛びきれなくて、落ちたところをさらわれたらしい。
自分が目を離してしまったから、と妹が責任を感じてた。
小鳥が親のところに行こうと飛んでしまったのだから仕方がないと思う。


私は隣の猫をすごく責めたくなったし憎く思いたくもなったけど
仕方がないことなのかもしれない。
猫のことが許せないし、まだ少し暖かい、動かなくなってしまった小鳥を掌にのせたとき涙があふれて止まらなかった。
まだこんなに小さいのに。
生き物にとってこれが試練なのかと痛感した。
自然界は厳しいです。
生きていくって難しくて大変なことなんだなと思う。
どんなに小さいからといってもなんとか自分で生きていかなきゃならない。
夕方えさと花と一緒に家の前の公園に埋めました。
小鳥は生まれてから少しでも幸せだっただろうか。