MUSIC そのいち

MUSIC

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ついに、ついに、リリースされましたね。
フジファブリック 5th ALBUM「MUSIC」


スペシャ特番見ました。
インタビューでの加藤さんがなんか雰囲気いつもと違ったような(私だけ?)。
見ていて少しはらはらしてしまいました。


とじたのは、今現在での「MUSIC」の印象と感じたことなどです。
感じたことや思ったことが、一旦言葉になるまでとても時間がかかる。
たいしたことはなんにも打ってないのにこの時間までかかって5曲なので半分に分けます。
消化してもしきれない部分があるのでまだうまく言えないところもたくさん。
ただ、今思ったことはちゃんと残しておこうと思います。
本当に、フジファブリックらしいアルバム。
聴き込んで聴き込んで、何年後かにはまた違うことを思ったりするんだろうな。






1.MUSIC
アコースティックギターマンドリンの爽やかで心地よい音が鳴ってアルバムの幕が開く。
目をつむって、窓から入る気持ちの良い風を吸い込む時みたい。
音が光になって降り注いでくるような、トンネルから抜けた直後のようなまぶしさ。
歌詞は、四季折々の描写がサビを挟んで並木道の木のようにきれいに整列している。
普遍的なもの、繰り返されるもの。
フジの季節に関する曲は特に、季節が順々に巡っていっても驚くほど色褪せない。
その「変わらない」という大きな安らぎとしあわせは、
必ずやってくる季節のことや、季節が巡っても変わらないものだけではなくて
フジファブリックの音楽そのものであると思う。



2.夜明けのBEAT
志村さんの曲始めのカウント『いちにいさん』
リズムが、「バクバク鳴ってる鼓動」みたいだ。まさに夜明けのビート。
うねりをあげるギター、せわしなく目の前を吹き抜けていく風の熱
志村さんのギターソロが、ソウくんも言ってたけど強烈で素敵。
いいだろ?ってにやにやしてたという話にも納得。
初めて聴いて思ったのは志村さんの声があまりに生々しいということ。
それはまだデモの段階だったから、という理由だけじゃない気がします。
「半分の事で良いから 君を教えておくれ」



3.Bye Bye
志村さんのPUFFYプロデュース楽曲。
アミユミさんバージョンも好きです。
志村さんが歌う方は何度聴いても涙がじわじわとにじむ。
比べてみたらテンポはPUFFYとほぼ一緒なのに、志村さんの歌う方がすごくゆっくりでやさしくてやわらかい感じのような気がしたんだけど志村さん独特の歌い方のせいかしら。不思議。
「君がいなくても こちらは元気でいられるよ 言い聞かせていても 涙が出るよ」



4.Hello
バイバイからのハロー!
ロキノンのインタビューで「大胆な打ち込み」と答えていていたのを読んだ覚えはあるけど、こんなに大胆だったとは、と初めて聴いてちょっとびっくりしました。志村さん打ち込み勉強してるっていつか言ってたよね。
ダイちゃんのピアノが打ち込みと溶けこむように響いてきます。
色鮮やかな曲。
色んな色の風船が真っ青な空に浮かんでいくようなイメージ。
サビでの解放感が心地よい。
「言うのは簡単な事 するのは難しいこと」
ミュージシャンになると言って、志村さんはそれを達成させたんだね。
そしてそこに留まらず休むことなく進んできたんだね。



5.君は僕じゃないのに
ダイちゃんのピアノが際立つ。
ファンの方々が言っていた、「ピアノのきれいな新曲」はこれのことだよね。
私は聴けないのかも知れないな、と寂しく思ってたのでただただ嬉しい。本当に本当に、涙が出るほど嬉しい。
スペシャでライブ映像観て、胸がいっぱいであまり思うように言葉が出てこないです。
「ああ君は僕じゃないのに ああ僕は君じゃないのに 求めてしまう気持ちは わがままというのでしょうか?」