いつでも微笑みを

前回の記事にほんとうに沢山のお星さまをありがとうございました!

受験が終わってからの長い長い春休みももうおしまいです。
前半は気が抜けて割とひきこもっていたけど、後半は少し遠出したり中学校の友達と会ったり大学の歓迎会に行ってみたり慌ただしかった。
三月は、岸田くんとなんだかんだで週に一度は会えたのがすごく良かったな。精神が安定するよ。
散歩にも行ったし本屋さんにお出かけ先を決めに行って、次の週に箱根に出掛けたり。
今週は初めて家にお招きして、お線香をあげてもらいました。
お母さんはちゃんと顔見て話すのが初めてだったからどうなることやらと緊張したけど、素敵な人ねと言ってくれてほっとしました。
岸田くんかなり緊張してたけど、思ったよりだんまりではなく母とお話ししていたのが意外。
大学ではまたきっと部活をするのだろうし、わたしも色々やってみたいことがあるから、なかなか会えなくなったりするんだろうなあ。うーん、つらそうだ
でもとにかく、これからは新しい毎日をしっかり歩いていこう。
そのことに集中していればきっと大丈夫だし、何とかなる気がする。


この冬は本当にとっても長かった。
いつのまにか、梅の花木蓮?コブシ?の花が咲いていたり、足元にはペンペン草やタンポポ水仙が咲いていて
季節が移り変わっていくのを身をもって感じてふと悲しくなるけど、
でも大げさじゃなく、ちゃんと生きてかなきゃなあと思うのです
来年の夏にはお酒が飲める年になるのに、お父さんとお酒が飲めないなんて、ね
仕事で週末もほとんど家にいなかったせいか、お父さんいや!って時期も全くなく、むしろかなりお父さん子だった。
書斎をぐるりと囲む背の高い本棚には埃ひとつなくぎっしり本が詰まっていて、そこで仕事をしている時が一番しあわせそうだった。
わたしは几帳面なお父さんの性格を引き継いでいるらしく、勉強の仕方も自分の昔を見てるみたいだってよく笑ってた。
お父さんは本当になんでも知っていて、ふとした時にお父さんあのさって訊きたくなったりこんなときお父さんはなんて言うかしらとかつい考えて、さみしい。
電車に乗るたびに、電車好きだったお父さんを思い出す。
よしもとばななさんのキッチンを月の初めごろ読んだ。
住人のいなくなった部屋はほんとうにひっそりとしてつめたい。
あらすじは知らなかったけど高校に入った頃から読みたかった本で、でも手にとることのなかった本だった。
お父さんがいなくなってから初めて本屋さんに入ったら背表紙がまっさきに目にとびこんできて、
人と人の出会いみたいに本との出会いも不思議なものだなと思った。
ばななさんは、お父さんとの別れをどう思ってるのかな
いつ別れるかは人それぞれだけどやっぱりいつかはその時が来るものなのね。
仕方ないけどやっぱりまだまだ沢山話したかったなあ。
お父さんがわたしのお父さんでよかったよっていつも思ってる。