]クロニクル

CHRONICLE(DVD付)

去年の昨日はフジファブリック4thアルバム「CHRONICLE」のリリース日でした。
聴き込んでいるせいか、まだ一年しか経ってないのがすごく不思議。
このアルバムを作ったから、もう死んでもいいみたいなことを言ってたんだ、たしか。
今思いだした。
死んじゃダメですけど、新しいフジファブリックを出していくんで。
新生フジファブリックです。って言ってたような気がする。
その前の3rdアルバム「TEENAGER」でメンバーが作った曲が何曲か入っていて、
当時スランプだった志村さんは俺いなくてもいいじゃんってなったようで。
だから次のアルバムは自分で全部曲を作るって言ってたから、本当に本当に志村さんの気持ちが入っているんだと思います。
勿論それまでの作品にも気持ちは十分入っているだろうけれど、
全部自分でまとめる、みたいな、そういう意気込みというか責任感がかなりあったんだと思う。
レコーディングはストックホルムです。
初回盤のDVDにはストックホルムでのレコーディングの様子も収録されていて(スタジオがかわいかった)、あとはレコーディング中のマネージャーさんの特設ブログも見ていたので、向こうでの様子が曲を聴いていても目に浮かびます。


ないものねだり、Anthem、stockholm、clock、同じ月、
好きな曲を挙げたらきりがないです。
賛否両論が分かれたアルバムのようですが、私はこのアルバムのフジファブリックも好きです。
1st「フジファブリック」のような文学的な感じや摩訶不思議な感じは若干薄めだなあと最初は思ったけれど。
でもこれも確かにフジファブリック色です。
それに志村さんの本音がこんなに歌詞に出ているものってこのアルバムが初めてじゃないでしょうか。
弱さが垣間見えるというよりむしろ弱さが全面的に出てる。


フジファブリックの曲には季節の歌が多いことが私の支えです。
花が毎年必ず季節になれば咲くように、
私の毎日を1年前や2年前、3年前とちっとも変わらずに彩ってくれることがただ嬉しい。